算命学には日干(にっかん)と呼ぶ10種の星のタイプがあります。
自分の性質やモノゴトの考え方などがわかる一番重要なもの。
自分自身を表すそのタイプを知り、強み、考え方の癖をつかみましょう。
気になる人の日干を知ると、関わり合い方のコツがわかりますよ!
- 恋愛にお悩みの方
- 夫婦関係がギクシャクしている方
- お子様との距離感がわからない方
- 上司、部下と上手くコミュニケーションを取りたい方
そんな方におすすめです。
日干は下記のサイトから無料で調べられます♪
陰陽五行説
陰陽説とは、全世界のあらゆる事柄や物事は陰と陽の二つに分けることができる、という考え方。
どちらかが良い悪いではなく、陰陽は互いに影響し合いながらバランスをとることで世界の秩序が守られています。
五行説とは、全世界のあらゆる物事は木・火・土・金・水の5種類の元素から成り立っているという考え方。
この5種類の元素がお互いに作用し合って世界が成り立っている、というのが五行説の基本です。
ザクっと言うと、、
あなたを陰陽どちらか、五行説のどこかのカテゴリーに振り分けたのが
日干です。
では、あなたが振り分けられたカテゴリーを見ていきましょう!
10種の日干
実直で一途、自立、マイペース、ゆっくり伸びる、風雪に耐える。
甲木の人は一本気で強い自我。コロコロと方向を変えることは苦手です。目標は遠くに持ち、着実にその方向を目指していきましょう。
目標が定まると、一直線に頑張ります。
不器用さはあるものの、長い時間をかけて周りの人からの信頼を得ていきます。
また、若いうちに挫折を経験して強く逞しい樹になっておくことが大切です。
集団の中で輝きます。たくさんの人と咲き誇ります。
草原に咲く草花や、踏まれても踏まれても起き上がる雑草をイメージしてください。
そう、柔らかく見えて実は強い。
甲木は大木になってから折れるとダメージは大きく、そのため挫折には弱いところがありますが、乙木には何度でも立ち直る強さがあります。
合わせることはできるけれど、人の言いなりにはなりません。
周囲を楽しませ、空気を和らげる乙木さんはしなやかに世の中を渡り、人と人を繋げます。
ポジティブで自己表現が得意でまるで太陽のような人。
いつ会っても同じ態度です。
自由、自然体、楽天的、のんびり、いるだけでその場が明るくなる快活さ。
派手で明るいので遊び人に見えることもあります。
興味のないことには面倒臭がり、苦労もしたくない。
でも憎めない可愛らしさがある得な人。
繊細でセンス抜群、デリケートな心を持つ人。
芸術性、こだわり、感性豊か、孤独がキーワード。
不安定ゆえに多情多感、寂しがり屋なのに人恋しい。
人恋しいけど煩わしい。どっち(笑!)
一人でものを考え空想にふける時間が必要です。
反発心、反抗心がありますが情に脆いところもあります。
自分の好きな道を生きる方が、この星らしい生き方ができますよ。
人を惹きつけます。みんなの心の拠り所的な存在。
富士山を仰ぎ見た時の気持ち、とでも表現したらわかってもらいやすいでしょうか。
懐も情も深い。
キーワードは、自己顕示、落ち着き、不動、信用、安定的、保守的。
面倒見が良くて、人に頼まれると断れない。
自分自身は動かず人を動かす。それゆえチャンスを逃すこともあります。
でも、ここぞのダイナミックな決断力があり、周りからの評価も高いのが戊土の人。
自己主張はちょっと苦手。
人の手が加わった田園や田畑を想像してください。
田畑では人々はコツコツと農作業をし、収穫を得ます。
そこに集う人々は良い関係を築くためルールを作り平和に暮らします。
己土はまさにそんなイメージ。
平和、家族、安定、工夫、忍耐、蓄積。
仲間を愛し、慎重に粘り強く、安全な人生を歩みます。
お金もコツコツ貯めますよ!
変化に弱く、柔軟性にはかけます。
また、自分を容易に変えない頑固さも特徴です。
イメージは鉄鉱石。
厳しい修練、試練があればあるほど世の中で重用される人となります。
武器としての強靭さはもちろん、美しさも兼ね備えた日本刀の姿を目指しましょう。
正義感が強く、曲がったことが大嫌い。正義のため戦います。
スピード、行動力、逞しさ、クール、短気がキーワード。
自己主張が強くバイタリティに溢れます。
勝負の世界で力を発揮します。
試練なく育つと、輝くことができないまま人生を終えてしまいます。
プライドが高く、美意識も一流。
ルーズな振る舞い、いい加減さを許しません。
品格、礼儀礼節を重んじ、みなりにもいつも気をつけます。
世間体を気にして、格好悪いことは嫌う自尊心の高さも特徴です。
それゆえ、内面の傷つきやすさや脆さは見せたくありません。
規律を守り、自制心もある、組織の中で輝くタイプ。
ダイアモンドは磨いて初めて光り輝きます。
磨かなければ、、、ただの石。
折角ダイアモンドに生まれてきたならば、どこかでキラリと光らせて。
自由を愛する冒険家。
好奇心、アイデア、改革、ロマンを胸に人生を切り拓く。
狭いところが嫌い、ゼロからの創造、体験から学ぶ、常にトライ。
習得本能の星ですが、古い知恵より、最先端の技術やセオリーを好みます。
海は一つのところにとどまっていることはできません。
自由に、未知の世界へ飛び出してこそ、クリエイティブな才能が輝きます。
そして、丸にも三角にもどんな形にも自由自在に沿うことができるのが海の人。
しとしと静かに降る雨。さらさらと流れる川。
静かにゆっくりと、時間をかけて何かを学び、やがて大きな知識、知恵を身につけます。
知性、探究心、理論、物静か、理論、古典、伝統、思慮深さがキーワード。
古き良きものを愛し、伝統や歴史を重んじます。
論理的な思考を得意とし、知識欲は誰にも負けません。
読書、空想好き。
どんな環境にも柔軟にフィットしますが、急激な変化は好まず転職はあまりしないタイプ。
パーティーピーポーにはなりませんw!
相手との関わりを見る
では10種類の日干を五行の位置に配置してみましょう。
それぞれの性質(木・火・土・金・水)は、お互いにどう作用するでしょうか。
無意識でいられる自然な関係 【相生関係】
例① 母親が「丁」火性で、子供が「戊」土性の場合
矢印は母親から子供へ向かっています。
子供は母親の言うことを聞きやすく、自然な親子関係を育めます。
例② 妻が「壬」水性で、夫が「甲」木性の場合
矢印は妻から夫へ向かっています。
夫は妻からのサポートを受けやすく、妻も自然に寄り添える関係です。
例③ 上司が「辛」金性で、部下が「癸」水性の場合
矢印は上司から部下へ向かっています。
反抗的な態度を取ったり、指示がわかりにくいといったことが起こりにくい関係です。
意識する、チャレンジングな関係 【相剋関係】
例① 父親が「壬」水性で、子供が「丙」火性の場合
丙火の子供は本来は明るく生き生きしているはずなのに、父親といるとその明るい火を消されてしまいます。少し距離を置いたり、間にクッションとなる人を挟んだり工夫をすることで関係を改善します。
例② 夫が「庚」金性で、妻が「甲」木性の場合。
夫の「斧」で妻の「木」の枝を切ってしまいます。
夫は妻を傷つけるつもりはないのに、なぜか厳しく当たってしまったり、強い口調になってしまったり、一緒にいると妻はしんどい関係です。
その関係性を知り、夫は気をつける、妻は自分が強くなる。間にペットを挟む(笑)など工夫します。
馴染みやすい関係 【比和】
同じカテゴリーにいる関係を比和といいますが、陰陽の違いで意味合いが変わります。
例① 姉妹で同じ「乙」木性の場合
雰囲気が似ていてお互い理解しやすく、仲良し姉妹です。
例② 兄が「丁」火性、弟が「丙」火性の場合。
お互いは理解しやすく仲も良い。でも燦々と輝く太陽のような弟の横では、暗闇を照らすキャンドルの明かりのような兄は目立ちません。
その関係性をしっかり見極めて、兄弟が同じ土俵で戦ったりすることがないよう、適性を見極めます。
まとめ
日干は算命学の中で最も基本となる、大事なものです。
私たち占い師は、生年月日から膨大な情報を得て、さまざまな占技で色々な角度から検証しますが、迷った時には「日干」はどうなのか、と立ち帰ります。
自分の性格、適性、強みを知るのはもちろん、関わる人たちの「日干」を知ることでコミュニケーションをうまく取れたり、こじれた関係を改善することもできます。
是非、日常生活に算命学占いを利用してください。