ベストマッチ(干合)って何?
理想の相手ってどんな人?
相性占いには色々な方法がありますが、干合(かんごう)を用いるのは代表的な方法です。
この干合は本来、水と火のような相反する「チャレンジングな関係」です。
算命学では、理想の夫婦とはお互いに刺激を受け合い、共に成長するべきものと解釈しています。
また、干合は夫婦の相性を見るものですが、身近にいる人との関係にも使えます。
長年切磋琢磨してきた友人や、尊敬している仲の良い上司との関係を調べてみたら干合相手だった、ということはよくあります。
算命学は全ての物事に「なんとなく」ということがありません。
そこには必ず理論があり説明ができます。
難解だと思われる算命学ですが、何故このペアを最良とするのか、できるだけわかりやすくイラストにしてみました。
干支の並びのイメージ
- 甲から始まります。
- 始点は真ん中の土性
同じ部屋に入った二つの干支
同じ部屋にいるという共通項から、同じ「気」を持ちます。
ベストマッチ“干合”は「引き合う気」と「衝突する気」を同時に持つ奥深いペアなのです。
甲と己
甲木と己土が同じ土性の部屋に入ります。
己土は元々土性なので、同室になっても変化しないことから己土は自我が強い、と捉えます。
理想のペアではありますが、甲木の人は「土性の家庭」に対してうるさく好みを言う傾向があります。(木➡︎✖︎土)
己土の人は自分を変える必要はなく、家庭にすんなりマッチします。
乙と庚
乙木と庚金が同じ金性の部屋に入ります。
庚金は元々金性なので、同室になっても変化しないことから庚金は自我が強い、と捉えます。
理想のペアではありますが、乙木の人は「金性の家庭」を少し負担に感じます。(金➡︎✖︎木)
庚金の人は自分を変える必要はなく、家庭にすんなりマッチします。
丙と辛
丙火と辛金が同じ水性の部屋に入ります。
理想のペアではありますが、丙火の人は「水性の家庭」を少し負担に感じます。(水➡︎✖︎火)
辛金の人は「水性の家庭」に尽くします。(金➡︎○水)
丁と壬
丁火と壬水が同じ木性の部屋に入ります。
壬水の人は「木性の家庭」に尽くします。(水➡︎○木)
丁火の人は「木性の家庭」はありがたい存在です。(木➡︎○火)
戊と癸
戊土と癸水が同じ火性の部屋に入ります。
戊土の人は「火性の家庭」はありがたい存在です。(火➡︎○土)
理想のペアではありますが、癸水の人は「火性の家庭」に対してうるさく好みを言う傾向があります。(水➡︎✖︎火)
まとめ
ベストマッチの相手とは、ただただ居心地が良く楽な相手ではないということですね。
お互いを認め合いながらも力関係には抗えなかったり、どちらか一方に負担がかかりがちだったりします。
大切なのはその関係性を知り、工夫をしていくことだと思います。
日干について詳しく書いているので是非リンク先の記事を参考にしてください。